青りんご?
子供と手を繋いで散歩をしていた時のこと。
横断歩道の信号を見て、
「青りんご!!」
と叫んだ。
???青りんご???
いやいや、あれは青信号だよー? と言っても
「あれは青りんごなのっ!!」
と、言い張る始末…。とにかく言い出したら聞かない次男坊。
家に帰って奥さんのにこの事を話すと、
どうやら保育園の出来事が発端らしい。
信号の色は青なのか緑なのか問題
保育園で色の勉強をしていた時に、信号と同じ色が出てきたので
「みどり!!」
とお友達が答えたそう。
でも、信号と同じ色だから青だよ!という子もいて、
3歳時の中で、この色は青なのか?緑なのか論争が起きたそうな。(いやぁ、賢いっ!)
正直、大人でも答えられなかったので調べてみました。
「青信号」の謎にせまる
昭和5年、東京の日比谷に日本初の信号機が設置。
当時は法律でも「緑信号」と表記されていたということです。
しかし、
17年後の昭和22年に法律を実施するための施行令の中で、
「青信号」に変更されたらしいです。
う〜ん、最初から「青信号」と言われていたわけではなかったのですね。
色そのものは変わらないのに、表記(呼称)だけが変更されたっていうのは面白いですねぇ。
ちなみに信号の色は赤色の補色である緑色が使用されています。
なので、日本以外の他の国では青信号のことを緑(グリーン)と呼んでいます。
日本だけが「青信号」
調べてみたら諸説あるようですが、「緑」を「青」と呼ぶのは、
日本では古くから「緑」を「青」と表現することに慣れ親しんでいた為ということらしいです。
「緑」を「青」が区別されるようになったのは平安時代から鎌倉時代の頃だと言われています。
その名残からか、青菜、青汁、青虫、青りんごなど、どう見ても緑なのに青と表現しています。
「青」は「緑」も含むという考え方っていうことだったのでしょう。
まとめ
緑色の信号のことを「青信号」と呼ぶのは日本だけで、
古くからの日本語・慣習によって現代もそう呼び続けているというのはとても面白いですね。
しかも、途中で表記(呼称)が緑信号から青信号へ変わったなんて、
古くからの日本古来のものをこれからも大切にしたいと思っているようで、僕は好きですね。
調べてみて、とても勉強になりましたが…
3歳時には難しいので、もう少し大きくなったら教えてあげようと思います。
今は、赤信号は「赤リンゴ」。青信号は「青りんご」と呼んでいる姿にホッコリしていようと思います。
おしまい、まる。
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