我が家で初めて買った絵本である『ねないこだれだ』。
先日亡くなったとの悲しいニュースが有りましたせなけいこさんの作品です。
今年で55周年にもなるロングセラーの絵本で3世代に渡って読まれていることもあるそうです。
我が家でも数え切れないくらい読み聞かせをし、暗記するほど大好きでお世話になった絵本です。
今日はこの絵本の魅力について紹介します。
『ねないこだれだ』のあらすじ
夜の9時です。
「とけいがなりますボンボンボン」こんな時間におきているのはだれだ?
ふくろう、くろねこ、どろぼう……。
いえいえ、夜中はおばけの時間。
あれ? まだ寝ていない子がいますよ。
おばけになってとんでいけ!
おばけがなかなか寝ない子をおばけの世界に連れていってしまいます。
シンプルなはり絵と独特のストーリーで、子どもたちをひきつけてやまない赤ちゃん絵本です。
ねないこだれだの魅力
この絵本の魅力は、何と言っても主人公であるこのオバケ!
身近にある包装紙などを切り貼りした温かみのある「貼り絵」とい独特な手法。
それにシンプルなのに可愛い表情のオバケ。
子供にとっても、
オバケ=怖い
なのに、いつの間にか好きになってしまっているという不思議な魅力があります。
子どもの成長によって反応が違う
この絵本を買ったばかりの頃は表紙のオバケのイラストだけで怖がって泣いていて、
よく寝る前の読み聞かせの絵本としてお世話になっていました。
(親もページ数・文字数が少なくて助かっていました)
なかなか寝ないと、
「もうオバケの時間だから、オバケ来ちゃうよ!」
という脅し文句が、効果的に使えていた幼少期。
しばらくすると、寝るための本から自分で読み始め
いつしか親に読み聞かせをしてくれる程になっていました。
せなけいこさんのオバケが、怖いものから親しみのあるものに変わっていったのですね。
いつのまにかオバケが好きになる
作者のせなけいこさんにとってのオバケは、子どもの友達なのだそうです。
なので、この絵本のラストは怖いストーリーではなくて、大好きな友達と、その友達の世界へ遊びに行く。
つまり、ハッピーエンドだったんですね!
いつのまにか、大人も子供も惹かれてしまうのはそれが理由だったのかもしれませんね。
気づいたら、このオバケのことが可愛くなってくる・・・。
そんな不思議な魅力があります。
我が家でもいつのまにか、オバケが好きになっていました。
そしてこのオバケのキャラクターグッズもすごく豊富なんです。
過去にはグラニフやUNIQLO、しまむら、セリアなどでコラボ商品もありました。
今でも近所の書店では靴下やタオル等のグッズが売っていますね。
発売から55年たった今でも世代を超えて長く愛されている作品だなぁと感じます。
お子様の最初の絵本として、とてもオススメです!
おしまい、まる!
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