父から聞いた「子育てで後悔した7つのこと」-未来のパパへのアドバイス

先日、実家に帰ったとき、父が珍しく真剣な顔で話し始めました。
「子育てで、後悔していることがいくつかあるんだ」と。
僕も今まさに子育て真っ最中です。
仕事に家事、毎日の忙しさに追われ、つい「また今度」と先送りしてしまう自分に、
父の言葉は胸に響きました。
この記事では、父が僕に語ってくれた7つの後悔を、できるだけそのままの言葉でお伝えします。
同じように忙しいパパたちが、未来に後悔しないためのヒントになればと思います。
1.「今度ね」の繰り返しは、気づけば終わっている
父は言いました。
「子どもの頃の僕が『遊ぼう』って誘ってくれた時、忙しいからといって『今度ね』と答えることが多かった」と。
でも、気づけばその“今度”は来なかった。
僕も仕事で疲れていると、つい子どもの誘いを後回しにしがちです。
しかし父の話を聞いて、ほんの5分でも応えてあげることの大切さに気づきました。
忙しい父親にとって、すべての誘いに応えるのは難しいでしょう。
しかし、5分だけでも「いま遊ぶ」選択をすると、子どもは
「パパは自分を大事にしてくれている」
と感じます。その積み重ねが信頼関係の土台になります。
2.耳ではなく、心で聞く
父は「子どもが話しかけてきたとき、目を合わせずに聞き流していた」と振り返ります。
返事はしても、心はそこにいなかった。
それを思い出すと、今でも悔やまれるそうです。
僕も「ながら聞き」で会話を済ませていた時期がありました。
しかし、子どもが覚えているのは“話の内容”よりも“パパがどれだけ真剣に聞いてくれたか”です。
1分間だけでも、目を見て相づちを打ちながら聞くと、子どもの満足感は格段に上がります。
3.スキンシップは今だけの特別なもの
「抱っこして」と言われる日々は永遠ではない。父はそう強調しました。
背丈が伸びると、自然とハグや手つなぎの回数は減ります。
僕も父の言葉を聞き、子どもが小さいうちに触れ合う時間を意識するようになりました。
スキンシップは、安心感や自己肯定感を育む大切な要素。
幼少期にたっぷりと触れ合った経験は、思春期以降の対話や信頼にもつながるそうです。
恥ずかしがらずに、たくさんしてあげてください。
4.親の正解が、子どもの正解とは限らない
父は「自分の価値観で子どもの選択を制限してしまった」と語ります。
たとえば「これがいい」と思っても、子どもにとっては別の選択が成長につながることがあります。
確かに父は…というか母もですが、昭和!って感じの両親でしたので、親は絶対的なモノでした。
僕も息子が部活や習い事を選ぶとき、つい大人の都合で決めそうになる瞬間があります。
「その選択は間違っている」と親が思っても、子どもにとっては挑戦や成長の機会である場合があります。
大人の都合や価値観で選択肢を狭めると、子どもは“自分で決める力”を養いにくくなります。
子供を案じての事だとしても、時には「それ、いいね!」と背中を押してあげてほしい。
迷っても失敗しても、「いいね」と笑って見守る勇気が大切だと思います。
5.小さな「できた」を見逃さない
父は「些細な成長を見逃してしまった」と話します。
大人には当たり前に見えることでも、子どもにとっては大きな一歩です。
縄跳び1回、漢字1文字、逆上がり成功――その瞬間に褒められると、やる気と自信が一気に高まります。
私も「あとで褒めよう」と思ってタイミングを逃し、褒めそびれた経験が多々あります。
褒めるタイミングを逃すと、その努力の意味は半減してしまいます。
できた瞬間に笑顔と拍手を送り、「すごいね」よりも「最後まで頑張ったのがすごい」と具体的に褒めることが大切です。
成長記録を写真や動画で残し、週末に一緒に振り返るもすごく良いことだと思います。
6.家族の予定は、他の予定より優先する
「旅行やお出かけを先送りしたことを後悔している」と父は言いました。
子どもが一緒に行きたいと言ってくれる時間は意外と短いものです。
私も「仕事が落ち着いたら」と後回しにした結果、子どもが行きたがっていた映画に結局一緒に行けませんでした。
大切なのは行き先よりも、誰と過ごすか。
僕も父の言葉を思い出し、家族の予定を優先するようになりました。
7.一緒に笑う時間が一番の宝物
父は「笑い声こそ、子どもとの最高の思い出」と話します。
勉強やマナーも大切ですが、ふざけて笑い合った時間は心の栄養になります。
僕もつい「静かに」と注意してしまう瞬間がありますが、笑いを止めない勇気を持つことの重要さを学びました。
まとめ:今日の5分が未来の後悔をなくす
父が語った後悔は、大きな失敗ではなく、日常の小さな「やらなかったこと」の積み重ねでした。
忙しい日々でも、5分だけ遊ぶ、目を見て話す、ハグをする。
――そんな小さな行動が、数年後の「やっておいてよかった」に変わります。
子供は思っているよりも、ずっと早く成長します。
子育ては、終わりが近づくほどに、かけがえのなさが身にしみると言います。
今は大変でも、その瞬間は二度と戻らない。
今の大変さは、いつか宝物に変わる。
未来の自分が後悔しないために、今日から少しずつ実践していきましょう。
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