病気の中で、一番痛い病気はなんだろう・・・?
もちろん同じ病気でも程度によって症状は違いますし、痛みの感じ方は人それぞれです。
諸説あるようですが、『三大激痛の一つ』とか『痛みの王様』と呼ばれることもある病名は『尿路結石』です。
実は僕はもう2回も、この痛みに襲われています。
そしてその2回とも『痛みの王様』と呼ばれる通り、のたうち回るほどの我慢できない痛みで救急車のお世話になったほどです。
今日はそんな『尿路結石』について調べてみました。
尿路結石とは?
尿路結石とは文字通り尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道などのおしっこの通り道)に石ができる病気です。
石と言っても結石は実際の石とは成分は違うようですが、見た目や硬さは石にそっくりなのだとか。
結石の成分はカルシウムやシュウ酸、尿酸、リン酸などのおしっこに出る老廃物です。
原因は特定できない事が多いようですが、肥満・生活習慣病・食事の偏・尿路感染症・ストレス等によって結石ができやすくなるようです。
結石が腎臓で出来て尿路を通過するときに尿路につまったり、結石が周りの組織を傷つけることによって炎症や感染を起こすことにより、激痛の原因となります。
尿路結石ができる原因
①脱水
水分を十分に摂らないと尿が凝縮され、結晶化しやすくなるようです。
特に夏はたくさん汗をかくことで尿量が減少し、尿が濃縮して結石ができやすいため、日本では7月から9月に発症のピークを迎えます。
尿路結石の予防法はたくさん水分を摂ることです。
1日に2リットル程度を目安に、こまめに水分を接種することが必要です。
②食生活
結石の成分であるシュウ酸はコーヒー・紅茶・チョコレート・ほうれん草等に多く含まれており、ビールなどのプリン体を多く含み尿酸値を上げるこれらの食品のとり過ぎは結石を作りやすいようです。
また、肉・野菜・卵などの動物性タンパク質を多く接種すると、尿が酸性になり結石ができやすくなります。
みかん・レモン・グレープフルーツなどの柑橘類はクエン酸を多く含み、結石の予防に役立ちます。
結石の原因となるシュウ酸はカルシウムと結合しやすい性質があるため、カルシウムを一定量とることも必要なようです。
また海藻類・ナッツ類・豆類は尿中のシュウ酸とと結合し、結石の形成を抑制する働きがあるようです。
何よりも大切なことは、各栄養素をバランス良く摂る食事を心がけることみたいです。
③生活習慣
結石患者の特徴としては、
- 運動不足
- 肥満傾向
- カルシウムや牛乳の摂取不足
- 野菜や海藻類の摂取不足
- 清涼飲料水や甘味飲料の摂取が多い
- 動物性タンパク質や脂肪の摂取過多
- 夕食中心の食生活
- 夕食から就寝までの時間が短い
などが挙げられている。いくつか当てはまりましたか?
僕は当てはまる項目が多いなぁ…と感じています。
ストレスも良くないようです。
④その他の要因
家族に尿路結石になった人がいる場合、なりやすい傾向があるようです。
甲状腺機能亢進症や通風などの病気も尿路結石のリスクを高めるようです。
また、薬の副作用として尿路結石の原因となることもあり、僕の場合は緑内障治療のために継続的に服用している「ダイアモックス」という薬が要因と言われています。
尿路結石は男の方がなりやすく、再発しやすい
男女比は男性が女性の2倍以上多く、結石の患者数は年々増え続け40年の間に3倍に膨れ上がっており、男性では7人に1人、女性では15人に1人が一生に一度は尿路結石にかかるそうです。
また何よりやっかいと感じるのは、一度尿路結石になると80%から90%の方が再発するということです。
尿路結石の症状
とにかく『激しい痛み』が特徴です。
結石が尿管を塞ぐと、腰や腹部・足の付け根付近に突然激痛が走ります。
僕の場合は、痛みレベル6から10の痛みが絶え間なく繰り返しました。これは疝痛と呼ばれる尿路結石の特徴的な痛みのようです。また、激しい痛みによって吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
痛みは数時間から数時間続くことが特徴のようですが、とても耐えられるレベルではないと思います。
すぐに医療機関の受信をするか、救急車を読んだほうがいいと思います。(私も2度共感結石を経験して、2度とも救急車のお世話になりました。)
結石はどうやってわかる?
結石の有無は健康診断のレントゲン検査、CT検査、超音波検査等でわかります。
また、尿検査にて尿の中に血や結晶が含まれているかを調べたり、血液検査にて腎機能や代謝異常などを調べます。
僕も以前の人間ドックにて、右に6ミリの結石が1つ、左に7ミリの結石が1つあることがわかり自覚はしていました。
おわりに
実は今まさに、僕はこの尿管結石によって入院しています。
前回の人間ドックで結石の存在は把握していたのですが、わずか7ミリの石によってこんな辛さを味わうとは思いませんでした。
自分が罹った事により、この病気を調べたものなので、誰かのプラスになればいいなと思います。
救急隊員や医師から言われたことですが、辛い痛みの時は救急車を躊躇することなく呼んでくださいとのことです。
救急車の到着までの間、搬送先が決まるまでの間、搬送中や病院到着後の検査、痛み止めの点滴の投与まで、とにかく痛みは続きます。
少しでも早く痛みから開放されるためには、我慢せずに救急車をお願いしましょう。
少し落ち着いたら、体験記等もお伝えできればと思います。
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